29年 5月例会

5月例会
栄周辺が「一つのライブステージ」になる栄ミナミ音楽祭は、今年は第11回目・
あふれるミュージックのもと街全体がひとつになる地域イベントです。
5月13-14日開催 42会場、450組以上アーティスト参加。
http://sakaeminami.jp/event/ongakusai/index.html
矢場公園のメインは13日土曜日夕刻・矢井田瞳、佐藤竹善
14日日曜日夕刻 嘉門達夫、奥華子、バンバンバザール、馬場俊英
の有名アーティスト登場です。
≪栄ミナミ音楽祭パートナーズライブinつたも≫として、名古屋経営研究会の例会を
伝統芸能・名妓連中のお座敷芸と蔦茂会席料理の集いをお値打ちに企画しました。
お気軽にゲスト参加いただければご案内します。
~~~名妓連・邦楽披露とワライナキ~~~
名妓連:舞妓・うさぎ、芸妓・ひこ乃、京、地方三味線・かつ子ほか
そして、高須クリニック『Happy Days』・サカイ引越センターCMソング『縁の花』
CMソングで有名な大阪のアーティスト・ワライナキと競演です。
日時:平成29年5月14日(日) 12:30 ~ 14:30
会場: 料亭 蔦茂 中区栄3-9-27 http://www.tsutamo.com/
会員会費   お一人様 5000円 会席フルコース (お飲み物込み)
ゲスト会費: お一人様 8000円 会席フルコース (お飲み物込み)
お申し込みは、名古屋経営研究会事務局 まで
■6月例会
「ウソとホントを見抜くメディアとの付き合い方」  
プロフィール  株式会社ナゴヤキャッスル 
代表取締役社長 越川 健一郎氏
昭和29年9月15日生 早稲田大学文学部卒
昭和53年 4月 株式会社毎日新聞社入社
  21年 4月 株式会社毎日新聞東京センター常務取締役
  21年 6月 同社  代表取締役社長
  23年 6月 株式会社毎日新聞グループホールディングスグループ経営企画部委員
  24年 4月 株式会社毎日新聞社常務執行役員(グループ経営企画担当)
  24年 5月 株式会社ナゴヤキャッスル顧問
24年 6月 同社  代表取締役社長
高校時代、主に哲学書を読みふけった。倫理社会の最初の授業、担当教師は「人にだまされない生き方を学んでほしい、大切なのは健全なる懐疑精神」と呼びかけた。これが後に新聞記者という職業を選択したきっかけにもつながる。
出身地 千葉県 船橋市        趣味 漢字 数学 ゴルフ
休日の過ごし方読書 映画鑑賞    過去に経験したスポーツ 野球 卓球 サッカー
座右の銘、好きな言葉 一期は夢よ ただ狂え 
■日時 6月15日 
       18:00 受付   18:30 講演   20:00 懇親会   
       ※くれぐれも時間厳守でお願い致します
■会場:札幌カニ本家  中央店 中区栄3丁目8-28 TEL:052-241-3666
■会費 メンバー 無料
※メンバーの代理参加は1名まで無料(代理は社員さんとご家族のみ)
メンバーのご家族、又は社員(1名まで) 5,000円
       ◆◆ ビジター歓迎 ◆◆
 
会費 ビジター 8,000円  講演のみ 2,000円
編集・発行 名古屋経営研究会事務局
〒460-0011
名古屋市中区大須4-12-1 ムサシノビル3F
株式会社J&Tシステムズ内
TEL 052-252-5999 FAX 052-252-7911
緊急連絡先 090-3253-5761(清田)
http://nagoyakeiei.jp
E-mail info@jt-sys.co.jp
出席希望者の方は info@jt-sys.co.jp まで連絡ください

6月例会のお知らせ

◇◇テーマ: 「無人飛行ロボット・ドローン開発最前線」
◇◇講師:キャリオ技研(株) 代表取締役 富田 茂氏
http://www.calio.co.jp/
日時 平成28年6月15日(水曜日) 
  受付   18:00  講演開始18:30
1967年愛知県生まれ。名古屋大学工学部機械学科を卒業後、
メーカで半導体業界向け自動搬送機器設計開発等の担当をした。
その後、独立して1997年にキャリオ商事株式会社、
2001年にキャリオ技研株式会社を創業し、代表取締役となる。
技術的専門分野は、3次元造形・3次元Digital Engineering。
博士号(Ph.D.)取得専門分野は、経営情報科学。
3次元CADデータとICTを利用した生産性の向上を目指し、
近未来の技術立国「日本」は3次元Digital Engineeringによる
知的創造により発展すると提言している。
実業は良い出来上がり(Accomplishment)を目標とします。
どんな良い発想(Idea)も、モノ(Object)となってからが本当の始まりなのでしょう。
初動時での的確なコンセプト(Concept)と経過における明確な判断基準(Level)が、
実業に良い結果をもたらし、その実業を継続(Continuation)させてゆくと考えます。
偶然は準備している人のみを救う。
その運命的な出会いを大切にし、皆様とともに育ててゆきたい。
キャリオグループは、様々な発想を具体化してゆく機能を果たして行きます。
■会 場:料亭つたも 名古屋市中区栄3-9-27 TEL:052-241-3666
■会 費 メンバー 無料※メンバーの代理参加は1名まで無料(代理は社員さんとご家族のみ)
メンバーのご家族、又は社員 5000円
ビジター会費8000円 講演のみは2000円
名古屋経営研究会:例会予定 18:30よりセミナー、20:00懇親会
7月15日金曜日  会 場:札幌かに本家 栄中央店
講 師:マーケティング アイズ株式会社 代表取締役 理央 周(めぐる)
テーマ:「売ろうとするから売れない~お客様に価値を提供する仕組み作り」
ビアパーティ:8月5日金曜日 19:30より懇親会  会場:札幌かに本家栄中央店
栄ミナミ盆踊り@GOGO 18:00スタート 栄ミナミ・矢場公園にて
盆踊りを楽しみながら、冷たいビールで乾杯! 地下一階・洞窟レストラン

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3月例会のお知らせ

◇◇テーマ: 「ラシック開業10周年・生い立ちと現状」
◇◇講師: (株)名古屋三越 取締役ラシック店店長 伊神鉱治氏
日時 平成28年3月15日(火曜日) 
 受付   18:00  講演開始18:30
       ※くれぐれも時間厳守でお願い致します
会 場:札幌かに本家 栄中央店 TEL 052-263-1161
会費 メンバー 無料
※メンバーの代理参加は1名まで無料
(代理は社員さんとご家族のみ)
メンバーのご家族、又は社員 5000円
ビジター会費8000円 講演のみは2000円
ラシックのブロックは、白川不動産という都築紡績の資産管理会社が
大半の土地を持っていました。ある時、丸井がこの土地の
買収に乗り出し、働きかけをしてきました。
三越としてはすぐ隣に他の百貨店か出来てはいけないということで、急いでこの土地の買収を始めま
した。・・・・・・
名古屋経営研究会:今後の例会予定 18:30よりセミナー、20:00懇親会
■2016年4月14日木曜日  料亭蔦茂TEL:052-241-3666
講 師:東邦ガス株式会社 代表取締役会長 佐伯卓氏
テーマ: 「エネルギー問題の視点」
■5月13日金曜日 会 場:札幌かに本家 栄中央店 TEL 052-263-1161
講 師:宮道佳男法律事務所 宮道佳男弁護士
テーマ:「弁護士の裏事情」
■6月15日 水曜日 会 場:料亭つたも
講 師:キャリオ技研(株) 代表取締役 富田 茂氏
テーマ:「無人飛行ロボット・ドローン開発最前線」
■7月15日金曜日  会 場:札幌かに本家 栄中央店
講 師:マーケティング アイズ株式会社 代表取締役 理央 周(めぐる)
テーマ:「売ろうとするから売れない~お客様に価値を提供する仕組み作り」
ビアパーティ:8月5日金曜日 19:30より懇親会  会場:札幌かに本家栄中央店
栄ミナミ盆踊り@GOGO 18:00スタート 栄ミナミ・矢場公園にて
盆踊りを楽しみながら、冷たいビールで乾杯! 地下一階・洞窟レストラ
◇◇ 名古屋の旧町名を復活させる有志の会・ご案内 ◇◇
平成28年2月27日(土)午後6:00より     会場:料亭つたも
講師:名古屋タイムスアーカイブス委員会 長坂英生氏 
テーマ:「昭和の名古屋」 会費:お一人様@6,000円 お食事込
昭和20年8月、終戦を迎えた名古屋の街は空襲の爪痕が残り、
人々は食べることに精一杯だった。それでも「明日」を信じて
復興へと力強く歩み出す。・・・そんな、記録を長坂さんに
語っていただきます。
い。
お問い合わせは、世話人・深田正雄まで: 
電話:090-8679-3243
有志の会HP:http://www.fukkatu-nagoya.com
第49回例会 3月26日(土)午後6:00より  会場:札幌かに本家栄中央店
講師:大須案内人 石原基次氏 テーマ:「今も昔もごった煮の歓楽街・大須を語る」
第50回例会 4月23日(土)午後6:00より  会場:料亭つたも 
講師:広島大学教授 三浦正幸氏 テーマ:「名古屋城天守閣 木造再建の意義と課題」
第51回例会 5月21日(土)午後6:00より  会場:札幌かに本家 金山店
講師:名古屋大学教授 溝口常俊氏 テーマ「歴史災害から見る名古屋」
第52回例会 6月18日(土)午後6:00より  会場:料亭つたも 
講師:川地建築設計室 川地正数氏 テーマ:「名古屋城・木造天守閣建造を考える」

2016 2月例会

◇◇テーマ:企業の組織(風土)改革ACTENCYプロジェクトで  
   ◇◇講師:(株)エムケーパーソナルセンター代表 堀之内 克彦氏
組織・人事コンサルタントとして、企業の組織(風土)改革および人事制度改革の支援を手がけている。20年に及ぶコンサルティング経験を集大成したACTENCYプロジェクトとよばれる独特のプロジェクト推進手法には特に定評がある。
※ACTENCYプロジェクトとは、若い社員のニーズとチャレンジにより、全社的な行動をまったく変えてしまうことによって新たな組織風土を創るプロジェクトをいいます。つまり、若い社員を中心にプロジェクトを編成し、そのメンバーに対する徹底的な支援と教育によって、改革を成功に導くユニークなコミュニケーションプロセスのことです。
《主な著書》
「成果主義改革の正しい進め方」(ぱる出版)
「給与制度の作成と運用」(かんき出版)
「社長、人事考課はこうやりましょう!」(中経出版)
「中堅・中小企業にふさわしい人事考課制度完全設計マニュアル」
(アーバンプロデュース出版部)
「部下の力を引き出す10人までの人使い」(あさ出版)
http://www.mk-pc.com/profile.html
日時 平成28年2月17日(水曜日) 
       受付   18:00  講演開始18:30
       ※くれぐれも時間厳守でお願い致します
会 場:料亭つたもhttp://tsutamo.jp/ 名古屋市中区栄3-9-27 052-241-3666
会費 メンバー 無料
※メンバーの代理参加は1名まで無料(代理は社員さんとご家族のみ)
メンバーのご家族、又は社員 5000円
ビジター会費8000円 講演のみは2000円
◆◆ ビジター歓迎 ◆◆   皆様のお知り合いの方をご紹介下さい 
 会費 ビジター 8,000円  講演のみ 2,000円

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TRAVELLERS in 北欧クリスマスストリート

11月29日~12月28日
栄ミナミ地域活性化協議会では
日本最大級の北欧イベントを企画しました。
「TRAVELLERS in 北欧クリスマスストリート」矢場公園にて開催します。
栄ミナミの年末・とてもお洒落なイベントとなりそうです。
11月28日金曜日16:00記者会見@ナディアパーク2F
アトリウム、16:45よりレセプションを開催します

210412

料亭つたも・忘年会を「座敷からくり」と楽しみましょう
博覧会プロヂューサー織田正太氏「名古屋城下のからくり山車祭り」演出
           ◇◇テーマ   からくり実演「茶運人形」「弓曳童子」  
         
         ◇◇プロフィール  尾陽木偶師・九代玉屋庄兵衛さん
日本のモノづくりの原点ともいわれるからくり人形。
この江戸時代から続く職人技を守るのが、九代目玉屋庄兵衛氏です。
そして、歴代の玉屋庄兵衛が世に送り出したからくり人形が名古屋市内には多くの点在します。
尾陽木偶師(びようでぐし)の一家に生まれ、七代目玉屋庄兵衛(故・高科正守)を父にもつ。
1995年に九代目 玉屋庄兵衛を襲名し尾張地方のさまざまなからくりの制作復元に寄与してきた。
愛・地球博では、長久手愛知県館のモニュメント「踊る指南鉄塔」に展示された、からくり「唐子指南車」を制作。愛知県春日井市生まれ。
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no041/wise/
http://shachihokotv.com/program/tamaya/index.html
http://www.toyota-ct.ac.jp/~jimu/syomu/suematsu/tamaya/tamaya.html
日時 平成26年12月22日(月) 講演 18:30
       18:00 受付   18:30 実演   19:15 忘年懇親会   
       ※くれぐれも時間厳守でお願い致します
    
会場 会場 料亭 蔦茂(つたも) 
名古屋市中区栄3-9-27 TEL052-241-3666
会費 ビジター 15,000円  講演のみ 2000円

201411

テーマ  対日戦勝70周年で対日、中韓露包囲網目指す
習近平の狙い
講 師 元毎日新聞社 常務 
    慶應大学マスメディア・コミュニケーション
研究所講師
河内孝氏        
    開催日 平成26年11月7日(金)  
    会場  札幌かに本家 栄中央店
来年の8月15日は第二次世界大戦が終わって70年になります。
今、世界で起きていることは、過去の2つの戦争の結果というものを見ていくと、だいたい説明がつきます。
1914年は、第一次世界大戦が始まった年です。
この戦争では英仏露が連合軍を、一方でドイツはオットマントルコ帝国と組んだのです。
戦争を有利に進めるために英国はアラブ部族とユダヤ人を相手に「三枚舌外交」をやっています。
三枚舌外交とは、サイクス・ピコ協定、バルフォア宣言、フセイン・マクマホン協定のことです。
サイクス・ピコ協定とはオットマントルコ帝国を破った後、その版図をどのように英仏露が切り盛りするかという
密約です。
オットマントルコ帝国は、今でいう、シリアからイラクを含めてペルシャの隣、アラビア半島まで持っていました。
トルコは、現在の小アジアに押し込める。
アラブは、シリア、ヨルダン、イラクという地域に分けて、シリアは仏、ヨルダンとイラクは英国。
ロシアにも黒海出口の領土を分割しました。
戦争をやるためには、ユダヤ人からお金を借りないといけないため、バルフォア宣言の中で、パレスチナについては、
イスラエル国をパレスチナの地に作ることを認めるという密約をユダヤにしてしたのです。
ところが一方で、アラブの部族には、お前たちの国をパレスチナに作ってあげるよと約束した。
つまり同じ場所に、イスラエルとアラブの建国を認めたわけですから、ケンカになるのは当たり前。
これが中東問題の根っこです。
そして今、イスラム国の人は何を言っているかというと、勝手にイギリスとフランスが領土を振り分けた。
その秩序を俺たちはぶっ壊したいんだといっているわけです。
トルコがNATOに入っているにもかかわらず、イスラム国の戦いに参加できない理由もここにあります。
英仏が山分けしたことの矛盾からでた戦争、しかも結果としてトルコと対立してきたクルド人を助けるので、イスラ
ム国をやっつける方に参加したくないのです。
今、中東の国というのは、湾岸から始まって、15くらいの国なのですが、おそらく、このイスラム国みたいな動きが
引き金になって、54くらいの地域グループで、大紛争
が始まるだろうといわれています。
世界の秩序変化は欧州でも始まっています。
ロシアとウクライナとの戦い。
これはどこから始まったかというと、1980年からです。
1980年にソ連が崩壊したとき、当時アメリカはブッシ
ュ政権。
ゴルバチョフ政権とブッシュ政権で6回くらい、非常に
厳しい秘密交渉が行われました。
交渉の中で、ソ連軍は東ドイツから引き上げるよと。
でも引き上げたところには、NATOに入れないでくれと。
そういうゴルバチョフの要請があって、それをアメリカ
は、のんだのです。
ところが、東ドイツにはNATO軍を入れないという約束は
1ヶ月くらいで破っている。
次に、かつてのソ連の衛星国であったチェコ、ポーランド、
ハンガリー。
これは絶対にNATOに入れるなよと、そこにNATO軍を入れ
てソ連と対峙するようなことは避けてくれと。
これもアメリカはわかったと約束しているのです。
英国、フランス、ドイツなどの首脳も約束しました。
ところが、3カ国どころか、バルト三国も含めて、皆、
NATOに入ってしまった。
2度までも約束違反があったわけです。
ウクライナは、かつてのソ連の重要な一部の国であって、核兵器もおいてある。
そんなところがNATOに行ってしまうというのは、ロシアにとっては大問題。
そういう背景があって、先日、プーチンがああいう行動をとったわけです。
ロシアから見れば、西側の一方的な秩序の破壊ということなのです。
1945年からの第2次世界大戦終結70周年にはどういう意味があるのか?
1937年に盧溝橋事件が北京で起きました。
北京郊外の盧溝橋で日本軍が夜間演習をしたら、中華民国軍から銃撃にあったのです。
これが太平洋線につながる日中戦争の始まりです。
その記念的な場所である盧溝橋で来年、70周年の大祝賀会を習近平さんの主催でやることになっています。
ちょっと知っている人にとってはヘンな話なのです。
何故なら盧溝橋事件で戦ったのは蒋介石の中華民国政府軍です。
また終戦の1945年8月15日ということでいえば、まだ蒋介石は中国大陸を支配していたわけですから、勝った権利
者というのは台湾政府のはずなのです。
そこで、習近平さんが今年、8月15日に、盧溝橋へ行った理由がわかります。
「我々、中華民族が野蛮な日本軍国主義を打ち破る歴史的な事件だった。忘れてはいけない」といって、盧溝橋事件
で戦った台湾にいる中華民国軍のOBを呼んできたのです。
我々は台湾も中国も一緒なんだということで、来年70周年をやる正当性を得ようとしたわけです。
来年の8月15日、盧溝橋で、プーチンと朴槿恵と習近平が会って、厳しい抗日戦争を共に戦った同士として高らかに
勝利を宣言するわけです。
実は、習近平は、もう少し深い手を打っていたのですが、それは、さすがに朴槿恵は乗りませんでした。
消息筋に聞いた話によると、「北朝鮮なんて誰がみたってあと5年6年も持つわけじゃないじゃない。そうすれば朝鮮
半島は韓国政府が統一することになるだろう。しかも核までも手に入れることができる。そうなれば日本なんて、
目じゃないだろう」と、朝鮮民族にとっては非常に魅力的な提案をしたようです。
それはさすがに、アメリカに情報が流れて、何を言っているんだということになった。
今でも在韓国連軍の指揮権はアメリカの司令官が持っています。
戦時は、アメリカの司令官が韓国軍を自由に使って戦いをすることになっている。
以前は平時も持っていたのですが、さすがにそれは、ということで5年前に平時の指揮権を韓国に返しました。
ただ、韓国としては、独立国として、戦時指揮権を韓国の司令官に返してもらいたい。
そんな話をアメリカにしていて、来年、戦時指揮権も返すことになっていたのですが、棚上げになったのです。
中国の手先になって、ロシアと三国同盟なんてやるんだったら、何かあっても、アメリカは守らないぞと。
アメリカからすれば、北と合併して、その核兵器を持って、核保有国になるなんてとんでもない、ふざけるなといっ
たところです。
習近平とオバマですごいせめぎあいをしているということだけは、日本人は知っておいた方がいいです。
今、世界で起きている混乱は、100年前の世界秩序、70年前に日本が負けた時に彼らが作った世界秩序、冷戦後の
世界秩序が崩れかけている。このことが、ほとんどの理由といえます。

201410

テーマ  外国人が見た日本の可能性
講 師 クリス・グレン氏        
    開催日 平成26年10月7日(火)  
    会場  SYONシオン隠れ家風ダイニングバー
僕は1985年、交換留学生として日本にきました。
ほとんどの学生が東海地方だったのですが、僕は札幌。
東海地方に行きたいと思っていた僕としては、かなりショックでした。
ホームステイ先のお父さんの友だちの中に名古屋出身の方がいらっしゃいまして、その方が英傑行列で30回目の家康
を演じたのです。
そんな話を聞くたびに、名古屋への興味がますます大きくなっていったのです。
1年間の札幌の生活を終え、オーストラリアに戻り、放送専門学校に入り、夢であったDJとしてデビューするこ
とができました。
そんな僕の心の中に芽生えた新しい夢は「日本に戻りたい」ということだったのです。
7年間、オーストラリアのテレビ、ラジオ業界で頑張っていましたが、日本に帰ろうと決めたのが1992年7月。
知り合いも、仕事も、何もありませんでしたが、僕には夢だけがありました。
最初は東京でラジオDJとコピーライターとしての仕事をやっていました。
あるとき、あるラジオDJから名古屋で新しいラジオ局がスタートするということを聞いたのです。
僕はすぐに応募しました。
そして、名古屋に移ったのが93年です。
日本の文化や歴史を守るために、2006年からイベントを企画しています。
最初は日本甲冑武具研究保存会のメンバーの人たちと一緒にオーストラリアに行きました。
日豪交流のために、いくつかの小学校を訪問して、書道や折り紙、剣術、火縄銃のデモンストレーションをしたのです。
いろんな国に剣術の文化がありますが、その文化の中でも、剣術が一番すばらしいのは日本だと思います。
これは誇りを持っていいと思います。
いろんな会社がコストダウンのために海外生産しています。
今では中国やベトナム、韓国の方がモノは安く作れます。でも、日本のモノづくりは世界で有名ですし、日本の技術
のクオリティは高いと世界中が思っているのです。
コストも大事ですが、日本の技術のクオリティの高さを武器にした方がいいと思います。
人口を考えると、日本のマーケットよりも、圧倒的に世界のマーケットの方が広いわけです。それが日本にとっての
チャンスです。
大企業だけでなく、中小企業もチャンスがあると思います。
僕がやっているプロジェクトの一つは、日本の魅力を世界に発信するWEBマガジン「Japan World」です。
日本の歴史、文化、伝統的なこと、職人さんのインタビューなどを日本語と英語でアップしています。
外国人に日本の素晴らしい世界を知って欲しい。
同時に、日本人が自分の国の歴史、文化の魅力を再発見できるようにしたいと思っています。
カナダの高校では、このWEBマガジンをテキストとして使っているところもあります。
「Japan World」 http://japanworld.info/
日本の政府は、たくさんの外国人に観光として日本に来て欲しいと頑張っています。
そのために、どうやって日本が世界にアピールするか、ということを考えなければなりません。
僕は、そのPRポイントは、やっぱり、この国の「歴史」だと思っています。
名古屋のインバウンドということを考えた場合の問題はネームバリューがないということが、一つといえます。
世界の人は、東京、大阪は知っている。京都は有名。
もちろん、広島、長崎は知っている。
札幌は2月に雪まつりがあるので、世界のニュースでも取り上げられるため有名です。
ものすごい雪像を世界のテレビや雑誌は、映像や写真をアップするわけです。
でも、名古屋は、そういうことが何もない。
日本とビジネスをしたいと思ったら、外国の人は、東京、大阪と思っている。
でも、経済的に一番強いところは名古屋なのです。
それを世界の人たちは知りません。トヨタは東京の会社だと思っている。
名古屋のことを誰も知らないから、観光をはじめ、新たなビジネスチャンスが生まれる機会が少ないのです。
それは、とてももったいないです。
それでは、名古屋を世界にアピールするにはどうしたらいいか?
僕の提言は、世界へ向けて「SAMURAI CITY NAGOYA」とPRすること。
「SAMURAI CITY NAGOYA」と言ったら、皆「オー」というと思います。
なぜなら、「侍」は、日本独特の文化であり、世界の皆が興味あることだからです。
豊臣秀吉は名古屋に生まれ、大阪にお城を造り、大阪の街をつくりました。
織田信長も名古屋生まれです。
徳川家康は岡崎で生まれましたが、子供の頃は名古屋に住んでいました。
そして家康は、愛知の人、物、文化などを江戸に持っていき、江戸の街をつくりました。
加藤清正は名古屋出身です。
彼は熊本に行き、お城を造り、熊本市ができました。
前田利家は金沢、福島正則は広島を作りました。
徳川宗春、池田輝政・・・
日本の名武将は、ここ名古屋から誕生したのです。
だから、名古屋は「SAMURAI CITY」なのです。
これが私たちのアピールポイントの一つだと思います。
名古屋を世界にアピールするには、もっと名古屋城の魅力をアップしないとダメです。
名古屋城は、400年前からの建築図面が今も残っています。
それに加えて、最後の殿様が、絵カメラが大好きでしたので、ものすごくたくさんの写真を撮っているのです。
天守閣の中だけでも100枚以上残っています。
これだけの資料が残っていれば、ちゃんと復元できます。
木造復元といっても、木が足りないと言われていますが、そんなことはありません。
日本には、愛知県の面積、3倍以上の木があるのです。それを使って、復元をする。
CO2の吸収が少ない大きな木を伐採し、吸収の多い小さな木を新たに植えることで、環境としても良いことです。
名古屋城のコンクリートや鉄筋部分が老化しています。
これからたくさんの修理が必要になってきます。
一部を修理しても、またすぐにどこかが悪くなって修理をしないといけない。
修理の費用もかかる。
そういうことを考えると、木で造り直した方がいい。
ただ、2020年オリンピックのために、天守閣を全て壊して、造り直すのは現実的ではないかもしれません。
天守閣を壊してしまうと、復元途中の本丸御殿しか見るものがなくなってしまい、名古屋城に人が来なくなってしま
うからです。
僕のプランは天守閣復元の前に、城門、焼失した隅櫓や多聞櫓を復元し、名古屋城全体を以前のような状態に復元す
ること。
一部の城門や櫓であれば、2020年までに可能性があると思います。
そのプロジェクトがスタートすれば、世界的にアピールできるのです。
2021年、オリンピックが終わって、観光としては、少し日本が静かになったところで、天守閣を木で復元する。
2027年のリニアモーターカーにあわせて、天守閣が完成すると、海外から多くの人が名古屋に来る理由ができます。
名古屋が元気になると日本が元気になります。
今、毎月、いろんな先生を呼んで、名古屋の歴史や文化、名古屋城のことについて話をしてもらっています。
皆さんには、少しずつ勉強することで誇りを持ち、名古屋の魅力をわかってもらいたいと思っています。
そして、僕たちは、「民間大使」として世界に名古屋の魅力を伝えていくことが大切です。

201409

テーマ  究極のレストランガイド
講 師 ランディ『覆面グルメ調査員」
         
    開催日 平成26年9月4日(木)  
    会場  料亭 蔦茂
■覆面グルメ調査員ランディの誕生秘話
僕は、大学を卒業後、25歳のとき、料理がやりたいと思い、調理師学校に行き、30歳で自分のお店を出しました。
7年くらいやり、人気もでてきたわけですが、元来、一匹狼的なところがある僕としては飲食店という箱を抱え、従
業員を抱えることに負担を感じるようになったのです。
その後、カメラマンをやっていました。ちょうどその頃、ブログを始めたのです。
ブログを始めてこの7月で丸8年になります。
9年前、10年前は、飲食店に行きたいなと思っても、ネットの情報は、ほとんどない時代。
情報雑誌やテレビの情報番組を頼るしかありませんでした。
そう情報を読んだり、聞いたりしてお店に行ってもハズレが多い。
自分の嗜好とは異なるな、というお店ばっかりだったのです。
よくよく考えてみると、雑誌やテレビの情報は「おいしいという情報を発信する」ということは全てシナリオとして
決まっていますので、お店の宣伝でしかない。
だから、行ってみてガッカリというようなことになってしまうわけです。
そういう思いがあって、本音の情報発信しようとブログを始めたのです。
最初は全くの趣味でした。
ブログというのは、文章だけでは伝わりません。重要な要素としては写真。
ブログへの掲載写真が観やすくて、きれいだったというのが、人気の1つでした。カメラマンの経験が活きました。
文章については、専門用語はできるだけ使わずに、わかりやすく、簡潔に情報を発信することを心がけました。
1分くらいで読めるくらいのボリュームにしておかないと、読んでくれません。
お客さまは、点数で判断して、高い点だと、ちょっと中身を見るという感じです。
そういう工夫が人気の理由となって、あっという間にアクセス数が増えました。
1日1000アクセスだったのが、3ヶ月ぐらいで1日5000になり、現在は3万くらいです。
人気が出たもうひとつの要因としては、「点数をつけてわかりやすくした」ことです。
ただこれは、私の好みに過ぎないので、絶対評価ではありません。
あくまで参考の1つとして欲しいのですが、点数をつけることや、感じたままのことをはっきり言ってきましたので、
最初は、お店にしてみると、おもしろくなかったようです。風当たりは強かった。
お客さんというのは、おいしいときは、おいしいというけれど、おいしくないと感じる人は、何も言わずに、もう来
ないだけ。
面と向かって言われたことがないため、批判されることに慣れていないわけですね。
僕はいろんな意見があることが、一番健全だと思うのです。
お店にいって、そのお店を見るときのポイントは「お店の姿勢」。
今は、味がマズイというようなお店は減ってきています。味はこれから変わったりします。
変わらないのは「姿勢」です。
「何を一番、このご主人はやりたいのか、目指しているのか」というところです。
儲け主義ではなく、本当に料理が好きで、お客さんに喜んでもらいたいという姿勢が表れているかどうかをいつも観
ています
そういうお店は、誰が行っても、印象が良い。
僕の評価にハズレがないとか、信頼できると言っていただけることがあります。
それは、姿勢を評価の対象にしているからではないかと思います。
僕はご夫婦だけでやられているような、小さい店が好きです。
シェフがお客さんの顔を観て、イメージしながら1つずつ作る。
バイキングとは全く逆で、シェフの顔が観えるような料理が食べたい。
ただ、そういうお店というのは、姿勢がすごく良いのですが、宣伝がヘタなのです。潰れてしまうお店が多い。
僕が、ブログをやりはじめて、そういうお店の点数を高くつけて、そこに皆が行ってくれるようになって、潰れなく
なっています。
もちろん、僕だけの力ではないと思いますが、そういうところはネットの威力といえます。
■食生活の大切さ
毎日、外食ばかりしているので、太っている人かなと思われていますが、実際に会った人からは、「痩せているんで
すね」とよく言われます。
なぜ、太らないかというと、僕は本能のおもむくままに食べているからだと思います。
お腹が減っていないときは、食べません。
評価をしないといけないので、一番おいしい状態で食べられるように体調をもっていきます。
そのために、一番はお腹を減らすことなのです。
お腹が減っているときで、体調がいいときが、一番おいしく感じます。
そうすると、僕の場合は、自然に一日一食くらいになります。
逆にお腹が減った時は、時間帯関係なく、食べます。
その方がストレスにならないので良いのです。
そういう食生活が太らないコツなのかなと思います。
僕は食べることが好きなのですが、一番好きなのは「おふくろの料理」です。
家で食べるご飯が一番、好きです。
実は、昔、外食は嫌いでした。
だから逆に、本当においしいものでないと食べたくないので、厳しいことを言っているのです。
外食が嫌いな人が褒めるから、本当においしいわけです。
食べ物は本当に大事だと思います。
一食、一食、口に入れたものが、そのまま体になる。
へんなものを摂っていると、仕事をしていても効率が悪くなる。病気にもなりやすい。
僕は5年前にソムリエの資格を取るために専門学校に通いました。
生徒は、さぞ食にこだわっているんだろうなと、最初、僕は思っていたのです。
ところがお昼になると、皆、コンビニに行くわけです。
僕だけが自分で弁当を持って行っていました。
そういう人たちでも、食に対する意識が低いのです。
よく、「家でも料理を作りますか?」といわれますが、僕は作りません。
ご飯は炊きますが、卵かけご飯とか、納豆ご飯とか、豆腐とか、刺し身とか、手を加えないものを好んで食べています。
それが一番おいしいのですが、それではおいしくないと感じる人もいらっしゃるようです。
もちろん、ハンバーグとか、シチューとか、餃子とか、そういうものを自分で作るならい
いのですが、自分で作る時間がないといって、冷凍ものを買ってくるわけです。
お金と手間をかけなくても、健康が維持できて、おいしいものはいくらでもあります。
世界の中でも日本人は添加物の食べ過ぎです。年間で一人4キロも食べている。
添加物をたくさん含んだ加工食品よりも、自然食の方が、がんにもなりにくい。野生の動物は、がんにはなりません。
加工食品というのは、本能を狂わせてしまいます。
だからアレルギーになったり、病気にかかったりする。
自然のものを食べていれば、そうそう病気にはならないし、太らないし、味覚もおかしくならないのです。
生活習慣病というのは、薬は一時的なもので、やはり食生活を改めないと治りません。
そういうことを考えると、経営者にとって、社員の食育は大事なことだと思います。

201407

テーマ  映画上映会「名古屋城下町物語」 
     ~尾張名古屋の軌跡~
講 師 名古屋活動写真 森零 監督         
    開催日 平成26年7月15日(火)  
    会場  料亭 蔦茂
■6本の映画に込められた想いと、制作のきっかけ
2010年に開府400年祭をきっかけに名古屋歴史文化の映画を作っておこうということになりまして、4年間で6本の
作品を作りました。
その集大成的な映画が「堀川物語」と「名古屋城下町物語」という映画です。
実は、私は最初から6本の映画を作ることになるとは想像をしておりませんでした。
若い方は、大須は知っている、覚王山も知っている。
だけど、2007年、2008年の頃には「円頓寺ってどこですか?」という状態だったわけです。
そこで、ちょっと皆さんに知ってもらおうということで、四間道、名古屋城、名古屋駅、円頓寺商店街というところ
を舞台にしたドラマを作りました。
それをきっかけに、「森さん、こういう映画を作るんだね」という話から、開府400年にうちの筒井町の山車の映画を
作ってくれという依頼を受けることになったわけです。
ところが、開府400年祭で東照宮祭復活を目指し、100年ぶりに大規模な山車祭りをやるということを耳にはさんだ
のです。
そこで、その筒井町の人に、私は開府400年祭の山車祭り全体をやりますということで、1年間に100台のカメラを
投じ、100時間の映像から、切り出して70分間のドキュメンタリー映像に編集しました。
それが「開府400年名古屋の山車祭り」という映画です。
名古屋には、名古屋城や江戸時代の山車を含めてすごくたくさんの宝がありました。
そのほとんどが第二次世界大戦で燃えてしまった。
その部分を伝えたいと思ってあくる年に作ったのが「名古屋空襲を語る」という映画です。
山車祭りの映画を作るときは、この映画を作ることを予想していませんでした。
ところが、この映画の中で、「名古屋城が燃えたことが悲しい」という人が、たくさんいらっしゃった。
自分の家が燃えたことよりも悲しいという人もいた。
それで改めて、名古屋城へ行ってみました。
「ああ、こんなことがあったんだ」ということが、だんだん見えてきまして、城郭のことから、築上の歴史という
ものを若い人たちに知ってもらいたいと思い「名古屋城物語」を作ったのです。
この映画でも城下町について少し触れているのですが、
あまりにも情報がたくさんありますので、翌年に取材
して作ったのが、「堀川物語」と「名古屋城下町物語」
です。
そういう形で、映画を一本ずつ作っていったわけです。
その取材の中で、次のテーマが見つかっていった。
それが6本の映画になったのです。
今までは名古屋市からいただく50万、100万の補助
金と、あとは出演していただいた方にも協賛金をお願い
したりして作ってきました。
そういうこともあり、これで集大成ということで、
6本で終わりにしようと思っていました。
ところが、そんな矢先に、今年、教育委員会の文化財保護室の方から東照宮祭復活という
プロジェクトの第一弾として、ドキュメンタリー映画を作るという委託を受けることができたのです。
東照宮祭というのは本当に素晴らしいお祭りだと思います。
例えば、「名古屋城を木造で建てましょう」ということに対して、今、市民は、「それいらないよ」とか、「やったほう
がいいよ」というような答えを出せると思うのです。
でも、「東照宮祭を復活しよう!」といったとしても、「東照宮祭とは何なのか?」ということが、山車をやっている
人たちでも知らないことが、まだまだあります。
だから、本当に誇りに思える東照宮祭というものを復活していくには、すごくたくさんの準備がいると思います。
そこで、「住民は少ないけれど、山車を1輌でも復元しようじゃないか」ということの理解を市民から得ようという
ことで、ゆっくりしたペースではありますが、東照宮祭復活に向けてプロジェクトが始まりました。
私たちが暮らす現代の名古屋には、素晴らしい歴史や文化の軌跡が太平洋戦争以降見えにくくなってはいますがたく
さん残されています。
日本の歴史に多大な影響を及ぼした織田信長。
その父、信秀(尾張の虎)の42年の人生こそが歴史を大きく動かしていた事や名古屋城初代当主・徳川義直の時代、
平和な時代の到来とともに、儒教を中心とした政策によって武士と町衆がものづくりや芸事をたしなみ、技術の向上
や知識を深め、この地域が魅力ある都市として栄えていた時代があった事は、教科書でも触れられていません。
今日、観ていただく「名古屋城下町物語」は、尾張氏に始まり、戦国時代、江戸時代を経て現代までの2000年の間
に魅力にあふれた人物を多く生み出し、時代を先駆ける様々な文化を発信しつづけてきた尾張名古屋の歩みと人びと
の営みを研究者達の語りと資料を中心に描きます。
この映画を観れば、街の魅力を再認識するきっかけを手にし、今後の日本、そして世界に誇れるまちづくり、人づく
りに活かされると確信しています。
”今”を未来から借りている私たちは次の世代に何を伝え遺すのか。
私たちは、尾張名古屋の遺産に感謝し学べる映画を目指しました。
先日、熱田区役所の方で上演会をしました。
そのとき「こういう取り組みは本当に大事だと思うから、いずれ熱田を中心にした映像を作ってくれないか」という
ことを言われました。
これから準備をしていきたいなと思っています。
■「本当に名古屋はスゴイ」これを広めることの誇り
今までインドやアメリカやタイなど、そういうところを転々としていまして、若い間に楽しむという時間を与えて
くれた町がたくさんありました。
ただ、名古屋というところは、本当にスゴイ、世界中のお手本になるような町じゃないかということを実感しています。
日本全体を動かすような人間が生まれたり、日本経済が大変なときにトヨタを支えたようなすごい重要な役割を東海
エリアがしてきたのではないかなという実感。
また、日本というところは、地球の中で一番人口が密集している北半球の帯の中にある。
そこにいて、これだけ小さな国に、これだけの人間がいるから、統治もしやすいわけです。
その真ん中にある名古屋というのが、時代に左右されず、いつもおだやかな時間が流れているということを感じるの
です。
本当に物質的にも気候的にも恵まれている。
そういうところからも「名古屋っていいよね」と思えるような場所だと思うのです。
ところが、今、学生たちを見ていると、全くそういうことを意識していません。
私たちのときも小学校の時に、社会の時間に少しだけ習ったくらいのものです。
だから「ここが本当にスゴイな」ということを皆に知ってもらう活動をすることに誇りを持っています。
一人一人が、この場所に住んでいることに誇りを持てば、それに恥じないことをしていこうというのが人間だと思い
ます。
そこを広めたい。
それが活動の原動力になっているかなと思います。