■毎年恒例ビアフェスタ開催 

名古屋経営研究会主催 ◇◇異業種交流☆夏祭り◇◇
~~200名規模の異業種交流~~
イベント プライナスのライブ http://prinus.org/
TKKM フォークソンググループ 早瀬孝文リーダー
日時 7月29日(木) 19:00~21:00(受付18:30~)
場所 ROSE COURT HOTEL(ローズコートホテル)
    名古屋市中区大須4-9-30  TEL  052-269-1811 
会費 メンバー 2000円   
    ビジター 4000円 (飲み放題&食べ放題) 
    *ピンクリボンチャリティバッチ付 
主催 名古屋経営研究会、NAGOYA23、プライナス、
    名古屋ピンクリボンフェスタ
 
※今回も200名規模で異業種交流をしたいと思います。
 皆様の同僚の方、お知り合い等どんどんお誘いいただき、
 楽しい交流の場を作りたいので
 ご参加、申し込みほど、宜しくお願い致します。
ご参加希望は、事務局にお申し込み下さい
E-mail yyoko@akanex.com  TEL 052-784-2765

2010年4月例会の内容

■ 名古屋経営研究会通信 2010/4/30
■■ 4月例会 講演レポート
■■   テーマ  「名古屋のDNA」
■■■■ 講師  名古屋市代表監査委員、元名古屋市交通局長
■■■■      吉井 信雄 氏
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■       
 
                開催日 平成22年4月15日(木)
                 会場  名古屋クレストンホテル9F宴会場
■■名古屋の都市形成を読み解くキーワード■■
まず地形を知ることが大切です。
土地の状況は地名によってイメージされます。
鳴海、元塩町などは、昔、海でした。
熱田の「宮の渡し」は宮~桑名までの海の道のスタートライン。
鍋屋町、矢場町、鉄砲町などは歴史を髣髴とさせる地名です。
御器所というのは「オン・カワラケ・ドコロ」といいます。
オン・カワラケというのは、熱田神宮の社殿に捧げる器です。
その貴重な器を作っていたということで「御器所」というわけです。
1610年、清洲越しによって、7万人が大移動をしました。
神社が3つ、寺院が100、五条橋、三ツ蔵など、
約7年かかって竃の灰まで移動しました。
神社や寺院を動かしたという清洲越しの経験や
慶長年間の都市計画が
戦後の戦災復興都市計画で墓地を平和公園に集結した
街づくりに活かされていると考えられます。
家康の慶長年間の都市計画の特徴としては、
非常に効率的で、経済的、合理的な町を造っていくという
思想に裏付けられています。
ピュアゾーニングといって
武士とか商人とか、寺社を明確に区別する。
同じ商人の中でも、はっきりと職種によって分ける。
寺社を街道沿いの城下から離れたところに、
敷地を大きく与えて外へ出す。
そうすることによって、
いざというときの兵站廠(へいたんしょう)にしているのです。
名古屋は世界一の区画整理都市です。
区画整理というのは、
土地を交換することによって整然とした街並みをつくる手法です。
区画整理(それ以前の耕地整理を含めて)が行われた面積は、
現在の市域面積の約55%に相当します。
世界で人口が200万以上の大都市で、
これだけの規模で区画整理をしている街は名古屋だけです。
戦災復興も区画整理でやっています。
名古屋は軍需産業の一大中心地でしたので、
東京に次いで、空爆回数が第2位なのです。
そんな名古屋の復興都市計画として田淵プランがありますが、
慶長年間の都市計画がベースになっています。
当時、都心には墓がたくさんありました。
道路を拡幅しようとすると墓がじゃまになってしまう。
そこで考えたのが、平和公園への墓地一斉移転です。
300の寺で18万基を移転するというのはすごいことです。
結果として、整然とした街になりました。
広幅員道路ですから、車がどんどん入ってきて、
公共交通と自動車交通の比率が3:7となってしまいました。
東京は8:2です。
車の保有台数は、名古屋は1世帯に1台、
東京、大阪は2世帯に1台。
倍ですね
大変機能的、効率的な街になったといえます。
東海道線は明治22年開通ですが、
当初の構想としては、ほとんど中山道幹線に決まっていました。
その理由としては、
当時の戦争というのは戦艦ですから、
艦砲射撃にあうと物資調達のための鉄道網が寸断される
ということで陸軍がものすごく反対したからです。
ただそうなると、
多治見から岐阜に抜けて、大垣に行きますので、
名古屋飛ばしになってしまう。
そこで武豊から熱田までの武豊線を
大垣か、垂井まで通してつなごうとした。
ところがそれが難しかったため、
あきらめ、東海道線ルートに変更するよう
当時の吉田区長が国に要望し実現したという経緯があります。
東海道線の認可の際駅を名古屋にしました。
当時は熱田が中心だったため、名古屋という駅はありません。
吉田区長は広小路を拡幅し西に延長し
そこに駅をつくることを考えました。
それが笹島です。
そこで、
笹島から長者町までの道路拡幅をすることになったのです。
もともと広小路のいわれは、
1660年の万治の大火によって、
碁盤割地区のほとんどを焼失したことに懲りて、
火除け地として3間の道を15間の道に広げたことによります。
3間の狭い道を広げたので、
「広小路」という名前になったのです。
これをさらに、笹島まで伸ばすことで
名古屋が西に発展しました。
明治40年、
遠浅だった港を浚渫(しゅんせつ)し、築港しました。
このとき国の補助金がもらえず、単独事業。
歳入の2倍近い負担でした。
そこで、当時、報知新聞社が企画した
「巡航博覧会」というのがあり、
苦労して入港させた「ろせった丸」を市民に見せることで、
熱田が太平洋からアメリカにつながっているんだな
という実感を市民にしてもらった。
それによって、築港の機運が盛り上がったのです。
また、築港と共に、
名古屋が熱田を合併し、
「宮」と「城」の結合が実現し、工業化が進むことになりました。
明治43年、
第10回関西府県連合共進会が鶴舞公園で開催されました。
また、昭和12年、汎太平洋平和博覧会が開催。
会場は、現在の港区役所のエリア50ha。
沼地をサンドポンプで1mかさ上げ。
約90haを埋め立てて、
跡地は工業地域に指定し、住友軽金属などの工場を誘致。
時計、陶磁器などの
軽工業から航空機などの重工業に移行するきっかけになりました。
戦時色が強い中で、テーマが「平和」というのは画期的でした。
平成元年のデザイン博は、
見せることによって市民のマインドを変えていくという発想です。
「都市の質、景観を高める」、
「デザインによって付加価値をつけることで産業を振興していく」
という2つの狙いがありました。
これをきっかけにインフラを徹底的に整備しています。
例えば、
今の金山総合駅や国際会議場、
ナディアパーク、名古屋水族館などは、このときにできています。
■■名古屋の特性と個性化戦略■■
名古屋の立地上の優位性としては、
非常に豊かな土地柄であるといえます。
豊かということは、
官民関係が良好だということです。
百姓一揆が少ない。
なぜ少ないかというと、税率が低いからです。
江戸時代の全国の平均は、
五公五民だったのが、四公六民、
場合によっては三公七民くらいですから
取立てが緩やかだったのです。
ただ、それが逆に官主導型になる。
祭りなども官主導ですからおもしろくない。
また、豊かであることが、
ハングリー精神に欠け、情報感度が鈍いといえます。
そのためには、
高感度情報を発信しないといけないし、
そのためには広域的な国際交流をしないといけないのです。
一方、名古屋がニュータウンであったことで
プランナーの意思が明快。
プランナーがこういう街にしようと思えば、
そういうふうにできるわけです。
だから、整然とした町割になるのです。
その典型が直角直交の名古屋城です。
整然とした町割で機能的・効率的な町になっています。
これほど都市基盤がしっかりできている町は他にありません。
ただ、整然としていることは、
変化がなく、魅力が乏しいといえます。
もっとエキサイティングな町にしていくことがこれからの課題です。
そのためには、
猥雑さや意外性、ヴェネチアのようなラバレンスの要素が必要。
もう一回、住みやすさということを再構築し、
その上に、エキサイティングな要素がつけば、
名古屋は住みやすくて、
魅力のある町になるのではないかと思います。

2010年例会5月~10月

■平成22年5月例会
日時  平成22年5月21日(金)  講演 18:30
講師  アリジェン製薬(株) 取締役社長
     一橋大学 イノベーション研究センター特任教授 
     所 源亮氏
     http://www.arigen.jp  
          
テーマ  「真のイノベーション」
会場  ホテルオークラレストラン名古屋 
     TEL 052-201-3201
■平成22年6月例会
日時  平成22年6月14日(月) 講演 18:30
講師  日本アスリート協会 理事長 
     (株)ハーツ&ハーツクリニック代表取締役
     川辺 政実 氏
     http://heartzkk.com/
テーマ 「脳に正しい情報を伝えましょう!」            
会場  名古屋クレストンホテル9F宴会場 (予定)
     TEL 052-264-8000 
■平成22年7月例会
日時  平成22年7月16日(金)  講演 18:30
講師  元毎日新聞社 常務 
  慶應大学マスメディア・コミュニケーション研究所講師 
河内 孝氏   
          
テーマ  「マスコミ革命とメディア再編」
会場  ローズコートホテル 名古屋市中区大須4-9-30 
     TEL 052-269-1811
■平成22年9月例会
日時  平成22年9月14日(火) 講演 18:30
講師  愛知学院大学学講師 
     早川 秋子氏
     著作 近世家並帳の研究
     http://seibundo-pb.co.jp/index/ISBN4-7924-0538-6.html
テーマ 「江戸時代・名古屋の町衆生活」(仮題)            
会場  ホテルオークラレストラン名古屋 
     TEL052-201-3201 
■平成22年10月例会
日時  平成22年10月12日(火) 講演 18:30
講師  歴史作家 井沢 元彦氏
テーマ  「逆説?の名古屋史」(仮題)            
会場  料亭 蔦茂 (講演会、親睦会)
  名古屋市中区栄3-9-27
     TEL 052-241-3666 
     http://www.tsutamo.com/

2010年4月例会

◇◇4月例会のお知らせ◇◇
●テーマ  「名古屋のDNA」
●講師   名古屋市代表監査委員、元名古屋市交通局長
       吉井 信雄 氏
●プロフィール
名古屋大学経済学部卒業後、名古屋市に入庁。
総合研究開発機構(NIRA)主任研究員、名古屋市長秘書
・企画部長・産業流通担当理事・交通局長などを経て
2008年6月より現職。
都市政策プランナーとして
名古屋市の長期総合計画づくりに従事。
その間、名古屋市立大学経済学研究所客員研究員、
名古屋大学院工学部・名古屋市立大学芸術工学部
非常勤講師を歴任。
●日時 平成22年4月15日(木) 
18:00 受付
18:30 講演会
20:00 懇親会
※くれぐれも時間厳守でお願い致します
●会場 名古屋クレストンホテル9F宴会場 
     TEL 052-264-8000 
●会費 メンバー 無料
     ※メンバーの代理参加は1名まで無料
(代理は社員さんと御家族のみ)
◇◇ ビジター歓迎 ◇◇ 講演のみは無料
皆様のお知り合いの方をご紹介下さい
会費 ビジター 8,000円
メンバーの家族、又は社員(1名まで) 5,000円

春の美食と落語会

町おこしの一環として、開府400年イベントの企画を積極的にサポートしてお
ります。
今回は、名古屋文化伝統芸能にご興味ある皆さんに謡講のご案内、添付します。
歴史と文化を楽しむ会(高岡和雄事務局長)主催で、21日日曜夕刻に蔦茂での
開催です。
謡講・花見の夜―名古屋の町家で話と謡をきくー
「謡講」とは部屋の明りを消して純粋に謡だけをきく趣向です。
まだ、余席が多少ありますので、ご興味あれば高岡さんか小生まで。
 蔦茂■イベント「春の美食と落語会」開府400年城下町新作落語披露
   雷門獅篭師匠 4月11日(日) 12:00~ 
師匠のHP:http://thundergate.jp/chicago/
また、3月17日水曜日20:40ごろ、CBCテレビの板東リサーチにて、開府4
00年と住吉の話題、料亭蔦茂の御縁が放送されますので楽しみにしていてくだ
さい。
ご案内まで
お客様に蔦茂サービスへの感動と食文化の喜びを!!
深田正雄(栄ミナミ地域活性化協議会)
----------------------------
株式会社モリシマ 〒460-0008 名古屋市中区栄3-23-11
モリシマ URL:http://mrsh.co.jp/
蔦茂URL:http://www.tsutamo.com/
深田正雄 URL:http://mrsh.co.jp/fukadax.htm

2010年3月例会のお知らせ

3月例会
●テーマ  「戦国武将に学ぶ禅と意思決定」
●講師   相国寺  小林玄徳老師
●相国寺及び小林玄徳老師のプロフィール
相国寺は京都にある寺で、
金閣寺・銀閣寺等の臨済宗相国寺派の大本山
開基(創立者)は足利義満、開山は夢窓疎石です。
臨済宗相国寺派は、
全国に鹿児島・宮崎・島根・鳥取・高知・兵庫・大阪・京都
・三重・福井・北海道の11道府県に100ヶ寺程度の末寺がある。
東京の表参道にも別院(別名:金閣寺道場)があり、
建て替えを予定している。
また、相国寺の管長は金閣寺・銀閣寺の住職を兼ね、
京都仏教会の理事長も勤めている。
管長:有馬頼底氏、宗務総長 江上泰山氏
小林玄徳老師は相国寺大本山の老師です。
http://www.shokoku-ji.or.jp/
●日時 平成22年3月17日(水)
18:00 受付
18:30 講演会
20:00 懇親会
※くれぐれも時間厳守でお願い致します
●会場 日通システム(株)本社
     名古屋市中区栄3-18-1ナディアパークビジネスセンタービル9F
     TEL 052-249-9200 
     http://www.nittsusystem.co.jp/
当会 会員、日通システム(株)加村社長の提案する
     ハイビジョンTV会議のデモンストレーションとなります。
     テレビ会議システムを利用して、大阪で行う講話を名古屋に配信
●懇親会 料亭 蔦茂(つたも)  20:00~
        名古屋市中区栄3-9-27 TEL 052-241-3666         
        http://www.tsutamo.com/
   
       特別手配の点心弁当会席
       今回に限り、ビジターの方はすべてお飲物代を含め5000円
●会費   会員 無料   会員以外のビジターの方 5000円
       今回はバイキングではありませんので、
       出欠のお返事をよろしくお願い致します
       ※3月名古屋経営研究会・講演会のみの参加は無料です

2010年2月例会のお知らせ

2月例会
●テーマ  「待ったなし、ユビキタスネット社会。
               モバイル活用で経営革新!」
●講師   株式会社サンコー
       代表取締役  櫻山 貴文 氏
●プロフィール
1966年 名古屋市に生まれる 
大手コンピュータ・メーカー勤務後、印刷業界へ転身。
印刷会社経営を通じて
お客様の販促・情報発信のサポートに従事する中、
近年モバイルインターネット事業に着目。
現在、商売繁盛セミナー・モバイル事業説明会を通じて、
またRC・異業種交流会等勉強会を通じて、
事業インフラとしてのメールマーケティングツールの普及に努めている。
社長ブログ「BOSSの言霊」
http://cherrychan.exblog.jp/ (ほぼ毎日更新中)
三晃似顔絵工房 
http://www.p-sankoh.co.jp/portrait/index.htm
●日時 平成22年2月16日(火)
18:00 受付
18:30 講演会
20:00 懇親会
※くれぐれも時間厳守でお願い致します
●会場 ホテルオークラレストラン名古屋 
     TEL 052-201-3201
●会費 メンバー 無料
     ※メンバーの代理参加は1名まで無料
(代理は社員さんと御家族のみ)
      
◇◇ ビジター歓迎 ◇◇
皆様のお知り合いの方をご紹介下さい
会費 ビジター 8,000円
メンバーの家族、又は社員(1名まで) 5,000円

2010年1月例会 名古屋城本丸御殿

■■本丸御殿本音トーク 復元賛成発言者5人からのメッセージ■■
河村新市長の発案で、
4大事業のうち名古屋城本丸御殿復元は市民討論をしたうえで、
継続するかどうかを決めることになり、
市民討論会で賛成発言した5人が再度集まり、
市長に提案書を提出することにしました。
私たちが、市長に申し上げたのは8つあります。
●名古屋城は、名古屋のものだけではなく、
 世界に誇る日本近世武家文化の殿堂です
近世初頭の国家的城郭には、
大阪城、京都二条城、名古屋城、江戸城があります。
大阪城は実測図のような資料が無く、
二条城は宮様の住宅が本丸に移築され、
江戸城は皇居のため手がつけられません。
日本の400年前のナショナルプロジェクトのうち、
城郭全体の復元が、今、可能なのは名古屋城だけなのです。
世界的遺産である理由はここにあります。
●天守を含む、名古屋城全体を復元し、
 日本近世武家文化のテーマパークにしましょう
名古屋城には、天守と御殿の本丸、二の丸御殿と庭園、
壮大な下深井御庭がありました。
近世城郭全体復元は日本初、
日本近世武家文化のテーマパークになること間違いなしです。
●100年かけて名古屋城を復元し、
 将来の国宝、世界遺産登録をめざしましょう
新築のバルセロナ聖家族教会は、100年かけてもまだ完成途中です。
それを公開しているから、世界中から人が集まるのです。
そういうことを名古屋でやろうじゃないですか。
●御殿復元を継続し、
 その間、名古屋城全体復元の調査・研究・計画をすすめましょう
本丸御殿は建物の実測と研究、障壁画の模写研究があって
実現しました。
全体の復元には未解明なことが多々あります、
御殿復元過程で解明されることを活かしてこそ、
全体の復元が可能です。
その結果、
名古屋城は日本初の近世武家文化研究拠点にもなるのです。
●名古屋城復元は、
 世界中から建築・工芸を学びたい人が集まる伝統継承の学校です
約1000坪もの伝統建築の復元=新築機会は、
日本では本丸御殿以外にはありません。
本丸御殿の復元は、
世界で唯一の日本伝統技術継承の大きな機会=学校になります。
●資金は、市民と世界からの浄財、関連商品販売、
 国・県・市の公民連携で進めましょう
世界的な意義や、市民の歴史教育の場、名古屋の経済振興など
公的意義を持つ名古屋城の復元は、
世界の市民の浄財、企業との連携だけでなく、
公の果たす役割が大きいのです。
●名古屋城復元公開で、国内外の観光客を誘致し、
 名古屋に経済波及効果をもたらします
名古屋城復元公開には、世界中から名古屋に観光客が集まります。
そのことによって、
飲食店、名産販売、交通機関、宿泊業、観光業など
新しいサービス産業が振興し、
それらの従業員の雇用増にもつながり、
市民生活が潤うようになります。
●名古屋城復元を軸に、
 名古屋のまちづくりを総合的に進めましょう
縦割り行政と言われ、横のつながりが弱かったまちづくりを、
名古屋城復元を契機に、
観光・産業、芸能・文化、学術・研究など文脈を持って
総合的に進める絶好の機会です。
以上8つです。
一方で反対意見もありましたので、
それについて私たちの解説を述べます。
●「本丸御殿の復元は財政が厳しい今ではなく、
  少し先に延ばすべき」に対して
 
寄付、市費、国・県の補助など、
着手初年度で御殿復元財源は、ほぼめどが立っています。
できるだけ早く公開し、
経済波及効果を得るべきであるというのが私たちの意見です。
●「寄付が集まっていると言うが個人の寄付が少なく、
  意味がない」に対して
名古屋市に聞いたところ
1万2000人の方が寄付をしているそうです。
それを少ないというのは誤解です。
御殿のラベル付き商品を買った人も、御殿復元の協力者なのです。
●「城内にはお城以前の遺跡がある、その調査をしてから
  復元を実施すべき」に対して
重要な意見です。
但し、下の歴史を調べるには、上の歴史を破壊する矛盾があるのです。
本丸御殿の下ではなく、広い名古屋城の別の場所で
古代の歴史究明をすれば良いでしょう。
●「復元は単なるコピーで意味がない」に対して
芸術家やデザイナーにも共通しますが、創造は模倣が原点です。
復元は創造的な行為なのです。
調べながら工夫して復元する技術の伝承は、
創造的な意味を持つのです。
●「復元しても単なる観光にしかならない」に対して
名古屋城再生観光は、
市民の歴史・文化体験機会、子供達の学習と余暇機会、
国内外からの来訪者の名古屋文化との交流機会となります。
また、観光消費は市民所得となり、
経済を支える一大産業振興となります。
観光の語源にはそういう政策的意味があるのです。
以上のようなことを河村市長さんに提案したところ、
名古屋城復元が継続されることになりました。
河村市長さんには、とても感謝しています。
■■木造天守閣と本丸御殿■■
○武の象徴である木造天守閣と文の象徴である本丸御殿、
 これはどちらが重要かではなく、
 両方あって本丸の格をなすのです。
 天守閣は50年前に市民の浄財と市費で再建されました。
 本丸御殿復元には、
 それ以来の市民の夢と四半世紀に渡る市民運動があるのです。
 その市民運動の成果の1つとして、
 銘酒本丸御殿、10年間続けている金虎酒蔵コンサートなどがあります。
 名古屋城全ての再生エピローグは、
 天守閣の木造竣工にしたいと思います。
■■名古屋城のおもしろさ■■
現存すれば、名古屋が世界に示す日本オリジナルの
近世武家文化テーマパークです。
その様子をかいつまんでご説明します。
目を閉じて創造してください。
○天守と御殿のある本丸は、
 多聞櫓と言われる黒塀で石垣の上を囲まれていました。
 天守閣は面積では日本一です。
 その姿があまりに優美だったため江戸時代から天下の名城と
 言い伝えられています。
 度々の金鯱盗難事件が話題になるほどの城でした。
○本丸御殿は、
  桂離宮古書院と同年の創建になる正統的な武家書院建築です。
  部屋毎にその目的を表す絵が施された美術・工芸と建築が
  一体のいわば日本のバロック建築です。
  二の丸御殿築造後、
  藩政の政庁と将軍上洛の際、お泊まりになる迎賓館に
  なっていました。
○二の丸御殿は、
 藩主の居館で、本丸を凌駕する規模を持ち、
 能舞台を持つ尾張徳川の真髄となる御殿です。
 御殿に面した二の丸庭園は、
 徳川の儒教思想を表した中国風庭園で、
 お茶処・名古屋の庶民の庭に伝わる茶庭の源流ともなったのです。
○下深井御庭は、
 街道と町並みを再現する尾張藩独特の庭園です。
 早稲田大学や戸山公園一帯は、
 下深井御庭とそっくりに造園された尾張江戸下屋敷の庭の跡です。
○西之丸は、
 名古屋城の玄関で、
 その奥の深井丸とともに米蔵や武具庫などもあって、
 この辺で甲斐甲斐しく侍が働いていた場所だと思われます。
■■名古屋城再生のおもしろさ■■
○エンドレスの世界的な地域文化再生の夢プロジェクト。
○市民や子供達が体験する名古屋の歴史文化学習機会。
○世界から人が集まる日本近世武家文化の伝承機会と観光拠点。
○再生の研究で、日本近世武家文化の実証的研究拠点。
○再生用に上流の木曽の樹を育てることで
 環伊勢湾環境文化圏を再構築。
○名古屋城再生の完成は名古屋開府500年の目玉。
ということがあげられます。(編集の都合で要点のみ列記)
名古屋市民や名古屋市だけでなく
“世界の人が参加し、手を携えて、
旧国宝・名古屋城全体を再生すること”により、
『尾張2000年の歴史再興に向けた序章としましょう』という発想が、
新しい時代の歴史的都市創造につながっていくのではないか
と思います。
——————————————————-

2010年予定

1月例会
●テーマ  本丸御殿本音トーク 本丸御殿と木造天守? 
       「名古屋を面白くする名古屋城の再生とは」
●講師   株式会社地域計画建築研究所 代表取締役  
       建築・都市計画家 
       “まちの町医者”+“人・街・夢創造ドゥー・タンク”
       尾関 利勝 氏
●プロフィール
名古屋生、東海高校出身 
東京藝術大学美術学部建築科卒業 
現在:
(株)地域計画建築研究所取締役名古屋事務所長+(株)地域計画名古屋代表
名古屋大学工学部社会環境工学科建築学コース非常勤講師
名古屋都市再開発研究会幹事長、日本建築家協会愛知地域会顧問
名古屋を起点に北海道から鹿児島まで、
各地の景観・文化・地域振興・都市再生事業に関わる
標語 「温故知新」で「見る・見られる・見せる」まちづくり
http://www.arpak.co.jp/ 
●日時 平成22年1月15日(金)
18:00 受付
18:30 講演会
20:00 懇親会
※くれぐれも時間厳守でお願い致します
●会場 ローズコートホテル 名古屋市中区大須4-9-30
     TEL 052-269-1811
●会費 メンバー 無料
     ※メンバーの代理参加は1名まで無料
(代理は社員さんと御家族のみ)
◇◇ ビジター歓迎 ◇◇
皆様のお知り合いの方をご紹介下さい
会費 ビジター 8,000円
メンバーの家族、又は社員(1名まで) 5,000円
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◇◇これからの例会のお知らせ◇◇      
★平成22年2月例会
日時  平成22年2月16日(火) 講演 18:30 
講師 (株) サンコー 
     代表取締役 櫻山貴文氏
     ブログ「BOSSの言霊」
     http://cherrychan.exblog.jp/
     三晃似顔絵工房 
     http://www.p-sankoh.co.jp/portrait/index.htm
テーマ 「待ったなし、ユビキタスネット社会。モバイル活用で経営革新!」
会場  ホテルオークラレストラン名古屋 
     TEL 052-201-3201  
★平成22年3月例会
日時  平成22年3月17日(水) 講演 18:30 
講師 日通システム(株)加村稔社長ほか
テーマ 「ネット・カンファレンス株式会社 の展開と今後」(仮題) 
     ハイビジョンTV会議のデモンストレーションを開催
      http://www.net-conference.jp/  
会場  日通システム(株)本社
     名古屋市中区栄3-18-1ナディアパークビジネスセンタービル9F
     http://www.nittsusystem.co.jp/ 
     TEL 052-249-9200
懇親会 料亭蔦茂 20:00~
★平成22年4月例会
日時  平成22年4月15日(木) 講演 18:30 
講師  名古屋市代表監査委員、元名古屋市交通局長
     吉井 信雄 氏
テーマ 「名古屋のDNA」(仮題)  
会場  名古屋クレストンホテル9F宴会場
     TEL 052-264-8000 
★平成22年5月例会
日時  平成22年5月21日(金) 講演 18:30 
講師 ・アリジェン製薬(株) 取締役社長 所 源亮様
     http://www.arigen.jp
一橋大学 イノベーション研究センター特任教授
テーマ 「真のイノベーション」(仮題)
会場  ホテルオークラレストラン名古屋 
     TEL 052-201-3201  
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2009年11月例会のレポート

 開催日 平成21年11月19日(木)
                 会場  名古屋クレストンホテル9F宴会場
■■感謝される人になりたい。そんな人生を歩みたい■■
「感謝は実力を倍加する打ち出の小槌なり」
僕はこの言葉が大好きです。
人生もビジネスも絶対、根底に感謝を持っていなかったら
上手くいくことはありません。
資産を築けたとか、何かで成功したとか、そんな大きなことではなく、
人として成功している、人として素晴らしいと思える人たちには、
絶対、根底に感謝の気持ちがありました。
その感謝は、元を正すと親への感謝を持っている人たちばかりでした。
社員一人ひとりには、
人の心の痛みが分かる人間になって欲しいと言っています。
人の心の痛み・命の大切さが分からない人間に、
大切な人を失った遺族の気持ちを理解できないと考えています。
通夜・葬儀は、
故人様にたいしての感謝の気持ちを表すためのものでもあります。
両親がいたから、自分がいる、自分がいて子供がいる、
両親が無償の愛で包んでくれたから自分が成長してこれた
という事を再認識する場でもあるのです。
そして、この通夜・葬儀をどのように進めたいのか、
どのような形で個人様を送ってあげていのかを、
遺族の方たちと話し合い・提案してひとつの形にしていくことが
私たちティアの使命です。
この仕事との出会いは、僕が18歳のときでした。
31年前、ある人から当時で時給が1000円という
破格なアルバイトを紹介されたのです。
「世のため、人のためになる仕事」といわれ、
葬儀屋のバイトをすることになったのです。
ある日、葬儀の片づけが終わった後、
集金をする先輩について行きました。
するとご遺族の方が、その先輩に対して
「あなたにやってもらって本当に良かった。ありがとう」
と感謝しているわけです。
喪主の隣にいたおばあちゃんも
「私が死んだら、あんたを指名するから、あなたがお葬式やりに来てね」
と涙ながらにいっている。
自分の将来のことなど何もわからない時でしたが、
お金がもらえて、その上、向こうから頭をさげて下さって
「ありがとうございます」といってもらえる。
「こんな仕事があるんだ!」ということを感じたとき、
自分の中で何か衝撃のようなものが走りました。
この時、自分も葬儀の担当者になりたいと思った。
会社に帰ってすぐ、
「僕も通夜から葬儀、全部、仕切らせて下さい」
と店長にお願いしたのです。でも、ダメだと。
「十代の人間が務まるような仕事じゃない。社員にならないとできない」
といわれたのです。
僕は、間髪入れずに言いました。
「じゃあ社員にしてください!」
それから毎日、毎日、
店長の顔を見るたびにお願いをしました。
絶対にあきらめない僕に店長も根負けして
最後には店長が社長まで掛け合ってくれたのです。
やっと、社長面接までこぎつけました。
面接の場で
「なんでそんなにこの仕事がやりたいんだ?」と社長。
「藤田先輩について仕事をしてみて、これほど世のため
人のためになっている仕事はないと思ったんです。
僕も藤田先輩のように感謝されたいんです。
飾ったり、片付けたりする以上の仕事は
社員にならないとできないと店長に言われました。
だから社員にしてください」
それを聞いた社長は最後に「わかった」と。
これが葬儀ビジネスへの人生の始まりでした。
■■「ティア」を支える生き方教育■■
ノウハウ(know-how)」とは「やり方」のことです。
社員に教えないといけないのは、ノウハウではありません。
もっと大切なことは「ノウホワイ(know-why)」です。
なぜ、そのことをするのだということを教えることが大事なのです。
例えば、
「会館の掃除をしておけよ」というだけの上司はダメです。
なぜ、会館の掃除をしないといけないのかまで教えないといけない。
それをしないから
「今日は葬儀がないから会館の掃除はしなくてもいい」
という発想になってしまう。
「ノウホワイ(know-why」を教えて
はじめて、社員は「考えるようになる」のです。
ティアでは「仕事(しごと)」を「志事(しごと)」といいます。
この仕事をやるのが好きなんです。
目の前で悲しんでいる人たちのために尽くしたいんです。
亡くなった人を一所懸命、送りたいんです。
というくらい言えならなかったら、
やらされている感の中で仕事をやってしまう。
「仕えている」という気持ちじゃいけない。
今、やっていることが「志」となって
初めてお客さんに喜んでもらえるような仕事ができるのです。
こうなりたい、ああなりたいという先輩を見つけて、
その人が喜んでいる姿を目に焼きつけて、人に感謝され、
「ありがとう」といってもらえる人生を作り上げていく。
親に対する感謝を根底に持ち、
親が小さい頃から与えてくださったそのことに感謝を持ち生きていく。
ただ、順番からいけば、親の方が先に逝くわけです。
だから親に全てを返せるわけじゃない。
そこで、これから出会っていく人に返していく。
それが、我々にとっては目の前のご遺族なのです。
ご遺族に返すことで、親に返しているのと同じなのです。
誰かが命をつないできてくれたから、私たちはいる。
我々は天命として、この平成の時代に命をつなぐ一人として、
今、ここにいるわけです。
遺言とは、先に生きたものが、
その後の世代に、思いをきちんと伝えていくこと。
それは、資産、財産を残すことではなく、
親として、先に生きている人として、人間として
ちゃんと物事の理を伝えて生きていく。
次の代に影響を与えるような生き方する。
これが一番大事なことだと思うのです。
今の仕事をさせていただく中で、
僕にこのことを大きく気づかせてもらったのがこの30年間でした。
今度は、これを伝えていくことが、僕の天命。
若い人たちに、命の尊さ、先に生きている者のやるべき姿、
思いを伝え続けながら生きて参りたいと思っています。