7月例会 講演レポート
テーマ「初対面の相手の心を一瞬で開く方法」
講師 フリーアナウンサー/パーソナルプロデューサー
生田(いくた)サリー氏
NAGOYA KEIEI KENKYUKAI BUSINESS & CULTURE
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開催日 平成25年7月11日(木)
会場 料亭 蔦茂
■アメリカで学んだ「相手の心を一瞬で開く方法」
ワールドプレミアという、
世界で一番最初に映画を披露するメディア向けの
上映会があります。
毎回、世界中のメディア関係者が2000人くらい集まって、
3日間くらい取材をするのです。
私は、日本でアナウンサーとして活動した後、
1997年からニューヨークに10年暮らし、
テレビの司会やリポートをさせて頂いていました。
数々のハリウッド映画のインタビューもさせていただきました。
中学時代から英語は好きで、その後も英語を学び続け、
なんとなく話せるような気分で行ったわけですが、
全く私の英語が通用しませんでした。
ニューヨークには世界中の人が集まっている。
私たちの英語は、オーストラリア人には聞き取れないし、
反対にオーストラリアの英語は、私たちには聞き取れない。
アメリカの少しブロークンな感じの英語は、
聞き取るのに苦労しました。
当時、アメリカの俳優学校で発音矯正のクラスも受講し、
1つ1つのアルファベットをどういうふうに発音するか
ということも勉強しました。
そんなアメリカの生活の中で感じたことがあります。
一般的に日本の方はシャイで、
自分の感情を表に出すことが苦手です。
でも、それでは相手に理解されないことも多くあるのです。
反対にアメリカでは、どこでも、すぐに話しかけてくる。
目が合うとにっこり笑い、
道を歩いていても、すぐに靴や服を褒めてくれる。
信号待ちをしているときや、
ビルのエレベータで一緒になっても、
「あなたのそのコートいいね。どこで買ったの?」と
声をかけてくれたりします。
自分の思っていることを素直に伝える。
話しかけるのが恥ずかしいと思わずに、
思っていることを素直に自分から話しかけないと
人とのコミュニケーションはスタートしないんだなと感じました。
相手の心を一瞬で開くために一番大切なものは、
自分から心を開くこと。
そのときの自分のテンションだったり、
自分の表情であったりします。
私は100%の笑顔で会うことを心がけていました。
コミュニケーションで大切なことは、
まず「笑顔でいる」こと。
次に、「自分から話しかける」ということです。
日本では、立場が偉くなってくると、
部下が挨拶をすると、自分も挨拶をするという
タイプの人がいらっしゃいます。
自分から心を開いて話しかけるということが、
コミュニケーションをする上で、
自分の人生の可能性をドンドン開いていくのです。
これは職場だけでなく、日頃の日常生活の中でも同じです。
自分から心を開いて話す。
そのためには「相手に伝わるように伝える」ことが大事です。
相手のことを褒めるということも、
コミュニケーションを円滑にします。
自分が相手のことを好意的に思っているよ、
ということが、ちゃんと伝わるように伝える。
女性同士の場合は、「あっ髪型、変えたね」とか、
「今日の洋服、ステキだね」といった話をする
きっかけがあります。
ところが、男性の場合、
ステキだなと思っても女性に対してはもちろん、
男性同士でも伝えあうことはほとんどありませんよね。
これが日本人のコミュニケーションの中で、
欠けていることじゃないかと思います。
会ってすぐに、相手の良いところを褒める。
自分が感じた相手の良いところを伝える。
これを日常的にやっていると、
コミュニケーションは劇的に変化していきます。
褒められると、つい、「いえいえ」と言ってしまう癖が
ついてしまっている人が多いですが
褒め言葉を素直に受け取ることが大事なのです。
今までインタビューをしてきて、
成功している人に「落ち込んだとき、悩んだ時には
どうするのですか?」と聞くと、
だいたいの人が「褒められる人のところに行く」と
おっしゃいます。
自分のことを認めて褒めてくれる人に、
皆会いたくなるものなのです。
自分のことを信じてくれているということがわかると、
自分もその相手におかえしをしてあげようと思えるようになる。
そこで人間のコミュニケーション能力が深まっていく。
褒めることを日常的にしていただきたいと思います。
褒められたら、素直に受け取る。
そして、今度は
いろんな人に褒められたときの幸せな気持ちを
おすそわけしていく。
そういうことをやっていくと
人間関係が豊かになっていくと思います。
■挑戦したいことを、挑戦したいときに、挑戦する
今、中学生や、大学生向けの講演で、
よく、「夢を持つことの大切さ」について
お話をさせていただきます。
アメリカは自分の年齢を全く気にしないで
やりたいことにトライする人が多い国です。
私がバレエレッスンなどに通っても、
60代のおばあさんが毎週来ていらっしゃるのです。
50代で、自分の子供が全員二十歳を超えたことをきっかけに、
アメリカに留学してこられた日本人の主婦の方も
いらっしゃいました。
何かをやりたいというと、
日本では、「何のためにやるの?」「ビジネスになるの?」
という人がいますが、
自分がやりたいことを、やりたいときに、
自分のタイミングとしてやっていくことが、
人生を楽しむ秘訣だと思います。
アメリカでは、
起業に就職で応募する際、年齢を聞かれることがありません。
性別や年齢などは制限されないのです。
年齢を気にせずに、挑戦したいことに挑戦できるというのが
アメリカでは可能性として開かれているのです。
2011年、2012年と
ドリームプラン・プレゼンテーションという
大人が堂々と夢を語るというイベントで
実行委員長をさせていただきました。
今年は8月18日に刈谷市で行われます。
それ以外に、去年、一昨年と
「女性のココロとカラダの健康を守るチャリティウォーク」の
実行委員長をさせていただきました。
私含め、スタッフも全員ボランティアです。
出会う人、一人一人を大切にする。
目の前の人、目の前の仕事を大切にするということが、
必ず未来につながっていくと思っています。
目の前の人に誠意を尽くし、
相手の心を開くということを続けていただき、
素敵なコミュニケーションをしていただきながら、
人生の可能性をどんどん開いていっていただきたいなと
思います。
これからの名古屋経営研究会 例会のお知らせ
■平成25年9月例会
日時 平成25年9月6日(金) 講演 18:30
講師 歌舞伎ソムリエ おくだ健太郎氏
http://ameblo.jp/okken/
テーマ ビジネス・スキルをあげるために、
「オン」の時間にこそ歌舞伎を見よう!
会場 ローズコートホテル
名古屋市中区大須4-9-30 TEL 052-269-1811
■平成25年10月例会
日時 平成25年10月4日(金) 講演 18:30
講師 元毎日新聞社 常務
慶應大学マスメディア・コミュニケーション研究所講師
河内 孝氏
テーマ 「安倍政権の運命」(仮題)
会場 料亭 蔦茂 (講演会、親睦会)
名古屋市中区栄3-9-27 TEL 052-241-3666
http://www.tsutamo.com/
■平成25年11月例会
日時 平成25年11月7日(木) 講演 18:30
講師 (株)サガミチェーン 代表取締役 鎌田敏行氏
テーマ 「イスラエル、遠くて遠い国を遠くて近い国に」(仮題)
会場 札幌かに本家・栄中央店 TEL 052-263-1161
■平成26年1月例会
日時 平成26年1月15日(金) 講演 18:30
講師 アクアイグニス代表
(株)KODO CC Group社長 立花 哲也氏
http://www.kodo.cc/
テーマ 「アクアイグニスという成功物語」(仮題)
会場 ローズコートホテル
名古屋市中区大須4-9-30 TEL 052-269-1811
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◇◇毎年恒例 蔦茂での忘年会のお知らせ◇◇
日時 平成25年12月27日(金) 宴会開始 18:00
余興 ひまわりライブ演奏 早瀬孝文&利川盛治
会費 会員家族、社員 10000円
ビジター 15000円
会場 料亭 蔦茂(つたも)
8月は盆踊り+ビール
◇◇ビアパーティのお知らせ◇◇
日時 平成25年8月3日(土) 19:00~
場所 札幌かに本家 栄中央店 B1 洞窟ビアホール
TEL 052-263-1161
会費 ビジター 4,000円
栄ミナミ盆踊り大会 とともに!
http://www.sakaeminami.com/ongakusai/bonodori/